やまねこの物語

日記 トラベラーズチェックと現金
以前、日記「住民登録と在留届」のページでも書いたが、最近は海外にノートパソコンを持ってくる人をよく目にする。僕もその一人だ。これがあれば日本にいる家族や友人と連絡するのに大変便利だ。先日、日本にいる僕の友人からメールが届いた。「今度、ドイツ旅行をしようと思うんだけど、一体いくらくらいトラベラーズチェックを作ったらいい?」との内容だった。

トラベラーズチェック、僕も最初、海外旅行をしたとき作った記憶がある。これは現金を持ち歩かないので安全だ。その上、余った分は日本に帰ったとき、現金に両替できる。そのことを考えると大変便利なものだ。やはり見知らぬ国で、大金を持ち歩くことを考えると、トラベラーズチェックを作っておいて、それを両替する方がいい。でも僕はそのメールを書いてきた友人に「ドイツの場合、トラベラーズチェックを作る必要はないよ」と返事をした。というのは、トラベラーズチェックは大変便利なものかもしれないが、まずそれをドイツマルクに両替する場所の数が少ない。トラベラーズチェックは銀行や大きな郵便局で両替できる。しかし、両替が必要な時、それらがいつも開いているとは限らない。ミュンヘンにある銀行は土日、祝日、業務をやってない。また平日も正午すぎに約1時間の昼休みがある。この時間も業務をやっていなくて、また夕方になれば閉まる。そのうえ、銀行によってはかなり待たされる。特に週末などすごい人だ。国民性かもしれないが、銀行などの作業はのんびりしている(と思う)。またトラベラーズチェック以外の方法では現金両替という方法もある。これはその時のレートで両替される。空港や大きな駅、ホテル、郵便局、銀行などで出来る。ただ、手数料が高い。またいつも大金の日本円を持っているのも不安だ。それにこの方法もいつでも両替出来るとは限らない。

では何が一番いいと思うか。僕は友人に口座を作ってカードを持つよう勧めた。最近は CITIBANK や住友銀行のサービスを利用する人が多い。口座を作るというと、かなり面倒な気もするが、そんなことはない。僕は住友銀行の「国際カード」を使うことができる口座を作った。銀行に行って「国際カードを作りたい」といえばすぐに出来る。そんなに高くもない。僕自身、このカードは大変便利だと思う。ほとんどの銀行の自動現金支払機を使うことが出来る。それにいつでも使うことが出来る。というのは日本だと自動現金支払機は、朝何時から夜何時までと、使用時間が決まっている。しかし、ドイツの場合は、使用時間制限はない。ほとんど一日中、休日もお金を下ろすことが出来る。さらに便利なことに、自動的にレートを換算してドイツマルクで下ろすことが出来る。また自動現金支払機は街中、結構目にする。また手数料もかなり安い。トラベラーズチェックの場合、日本円からドイツマルクのトラベラーズチェックを作るとき、ドイツでそれを現金(ドイツマルク)に両替するとき、それから、使用されなくて日本に帰ったときに、日本円に両替するとき、と、これだけ手数料が取られる。それを考えると国際カードの方が安全で便利だ。またクレジットカードでも同じようにお金を下ろすことが出来るけど、手数料が高い。だから僕は友人に「国際カードの使える口座を作って、日本を出発する前に、その口座にお金を振り込んでおけば、ドイツで自由にお金を下ろすことが出来るよ。またその作った口座は、日本でも当然使うことが出来るから便利だ。」と勧めた。

インターネットがあるおかげで世界中の色々な情報が手に入り、また日本のいる人との連絡も簡単に出来、日本人も外に出やすくなった。また上に書いたように、現金を扱うことも以前より、大変便利になったと思う。このことも日本人が外に出やすくなったことの一つだと思う。

それから、2002年1月からドイツマルクは使えなくなり、通貨はユーロになる。今、旅行などでドイツマルクが余った場合、それを記念に持っておくのもいいかもしれない。



ドイツでの自動現金支払機の使い方


Geldautomat 最初に「Geldautomat」の表示を探し、自動現金支払機を見つけます。
据え置きタイプの自動現金支払機 据え置きタイプの自動現金支払機。街にあるものはこのタイプか、壁にあるタイプ。
カードを入れます カードを入れます。
僕の場合、住友銀行の国際カード。
「ドイツ」の横にあるボタンを押します 「ドイツ?イギリス?フランス?」と聞かれます。迷わず「ドイツ」の横にあるボタンを押します。
暗証番号を入力し終わったら、数字のボタンの横にある、緑のボタンを押します 次に「暗証番号を入れてくだされ」との表示が出ます。日本で使うのと同じように暗証番号を入力します。入力し終わったら、数字のボタンの横にある、緑のボタンを押します。
欲しい金額の横にあるボタンを押します それから欲しい金額の横にあるボタンを押します。
カードが出てきます 「作業中」という表示とともにガーと機械が動き出します。まずカードが出てきます。このカードを取らないとお金は出てきません。
現金が出てきます 現金が出てきます。最後に「また来てね」との表示が。で、終わりです。
カードに、これらのどれかが描かれている場合使えます 自分の持っているカードに、これらのどれかが描かれている場合使えます。住友の国際カードは右段上から3つ目「PLUS」のマークがあります。

(2000年2月7日)

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