2004年6月29日(火)、夏季オリンピック・アテネ大会の聖火リレーで、聖火がミュンヘンにやって来た。聖火リレーと特別式典が行われる街の中心マリエン広場に僕が着いた時、その聖火を一目見ようとそこは多くの人で溢れていた。
僕は遅くに広場を訪れたので僕が着いた時には既に聖火リレーは終わり、特設ステージ上の式典用のものに火が移された後だった。早くから広場にいた友人に伺うと、友人は聖火リレーも見たとのこと。ただあまりにも人が多すぎて聖火が点火されているトーチが動いているのしか見えなかったらしい。それほどこの日は人が多かった。
広場は、もはや広場と思えないほど、非常に狭い空間となっていて、移動するのも容易ではなかった。僕たちは「とにかく聖火を一目見れたので満足」と言うことで人混みを抜け出してビアガーデンに向かうことにした。しかし人が多く、また人の移動する速度も非常にゆっくりとしていて、少しもどかしさを覚えた。
地下鉄へ降りる階段近くでは、その人の移動は止まっている。見ればオリンピック関係者やおそらく有名な選手だろう、サインをしている人達がいた。またそこには今ステージ上で挨拶をしていたミュンヘン市長クリスチャン・ウーデの姿もあった。僕はまるでアイドルの写真でも撮るかのように、目の前に立つ市長の姿を興奮しながら何枚も撮っていた。
以下の写真は全て2004年6月29日(火)に撮影したもの
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