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| 日記 澄んだ空の下で | 
|  空気が冷たく、そして澄んでいた。そんな日は遠くまで見渡すことが出来る。広い空の下にアルプスの姿がくっきりと見える。ただ今年は暖冬だからか、所々に白い箇所が見えるものの、雪を冠した景色ではなかった。 オリンピック公園にはその景色を楽しむ人達の姿があった。カメラを構えている人、ただその景色を見ている人、そこではそれぞれが思い思いの時間を過ごしていた。 陽が傾きはじめている。聖母教会の煉瓦造りの塔もその光を受けている。そして同じようにその場にいる人達もその光を受け、まるで金色に輝いているようにも見える。 寄り添っている人達の姿も多い。公園には冷たい風が吹いていた。しかしそれだけではないだろう。目の前に拡がる景色がそうさせたのかも知れない。 
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| (2006年12月15日) | 
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