2001年2月27日、火曜日は謝肉祭だった。謝肉祭、世間一般にはカーニバルと呼ばれる。南ドイツやオーストリアでは、ファッシング
Fasching
と呼ばれている。これは正確には前年の11月11日11時11分に始まり、翌年の四旬節、つまり復活祭前の40日間が始まる前の火曜日に終わる。しかし実際には1月6日、三賢王の祝日以降、特に最後の1〜2週間に盛り上がり、最終日の火曜日
Faschingsdienstag
で最高潮に達する。この最終火曜日は公の祝日ではないが官公庁、銀行、商店、学校も休みになったりする。(商店や銀行は午前中のみ営業する)
僕は勉強で忙しかったのだが、用事で外出した帰りにヴィクトァリエン市場とマリエン広場によった。それまでの日は雪が降る寒い日が続いていたが、この日は一転して急に快晴となった。当然人の数もものすごく多い。写真を撮ろうと何度も試みたが人が多すぎて満足に撮ることが出来なかった。他の街ほど豪快・派手に着飾っている人は少ないようだが、みなそれぞれ化粧など色々楽しんでいるようだ。
ところでファッシングといえば、クラプフェン Krapfen というドーナツのようなお菓子がある。といっても現在では一年中食べることが出来るので、本来それがこの時期のものだとは僕は知らなかった。この日はカフェに行くとファッシング限定のクラプフェンもあった。
昨年の「謝肉祭」の模様は「日記」にあります。一部記事が重複しています。
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