やまねこの物語

日記 オクトーバーフェスト2001初日

この日記は「オクトーバーフェスト2001開幕」の続きです。

オクトーバーフェスト開始時間の正午12時になったので僕は友人とビールを飲もうとテントに入ったがどこのテントもすでに一杯で全く座る余地がなかった。それでも諦めず回っていると、魚料理を主に出すビアテントに空いている席を見つけることが出来、そこに座ることにした。ビールと焼き魚を注文し、乾杯をしながら食事をしていると、「日本人?」とある日本人男性に声をかけられた。彼は一人でドイツ旅行しているらしく、オクトーバーフェストに初めて来たので、その注文のシステムなどを知りたいということだった。注文のシステムは、飲み物などを注文し、注文したものが運ばれてきたときに料金を支払う。これを説明するとその彼は、礼を言ってフラフラと歩いていった。

僕と友人が彼を誘えば良かったかなと話しているうちに先ほどの彼が戻ってきた。とても一人では座れないということで結果的に一緒に飲むことにした。僕もおそらく一人だとそのテント内の雰囲気に圧倒され、とてもテント内で食事をする気にはならない。外で一人、ソーセージでも食べているだろう。で、僕はビールを飲むといっても、本当にたしなむ程度しか飲むことが出来ない。でも普段からビールをよく飲む友人は約4時間半の間に計4リットル、旅行者の彼も計2リットルのビールを飲んでいた。

普通にビールをそれだけ飲むのは量的にかなり多いと思うが、やはりオクトーバーフェストのその独特な雰囲気が楽しく、ついつい飲んでしまうのだろう。友人などと一緒だと確かに楽しい。テント内ではバンドが生演奏している。演奏中はスピーカーからも音が出て、他人の声などは全く聞こえない。馴染みの曲が演奏されると、やはり嬉しくなってくる。3人で楽しんでいると僕の横に座ったおじさんが、いきなり話しかけてきた。彼は一人でオクトーバーフェストの雰囲気を楽しみに来たらしく、彼は僕たちにチーズの盛り合わせやパンをご馳走してくれた。(どうもありがとうございます。)

またその方以外にもハイデルベルクからやって来たおじさんにも声をかけられた。その方はビールを自身のズボンにこぼしてしまったが、それでも踊っているくらい陽気な方だった。(壊れているというほどではない。)ビアテント内では時々、バンドが乾杯の音楽を演奏する。それが演奏されるとみな、周りの知らない人ともジョッキをあわせて「Prost! (プロスト!乾杯)」とする。かなり丈夫なジョッキのようで激しくぶつかっても割れないように出来ているらしい。

とにかくテント内では「陽気」という言葉が一番当てはまるくらいに、みなその場を、雰囲気を楽しんでいた。オクトーバーフェスト、もともと王室の結婚式の祝いとして催されたが、今も続くその伝統をこれからも続けていって欲しいと思った。

(ここにある写真は全てオクトーバーフェスト開幕日 2001/09/22 のものです。天候、雨時々曇り。)

テント内

テント内

 

テント内

テント内

 

テント内

テント内

 

テント内

テント内

 

テント内

テント内

 

ビールをこぼした

ビールをこぼした

 

女性

女性

 

(2001年09月26日) 

 

ところで僕は友人たちと外出したときも、色々写真を撮り、それを簡単に編集して友人に送ったりもします。このときも友人の写真を撮りました。この度その友人がこのページへの掲載を許可してくれたのでアップすることにしました。たつとし君です。この写真はオクトーバーフェストの雰囲気を伝えていると思います。たつとし君、どうもありがとうございます。

たつとし君

 

 

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