オクトーバーフェスト最大のイベントは開幕日の次の日、つまりフェスト最初の日曜日に行われる民族衣装パレードだ。これはルートヴィヒ通りにある凱旋門の所からフェスト会場であるテレージエンヴィーゼまで続く。メインはスタート地点の凱旋門からオデオン広場まで延びるルートヴィヒ通り。この地点にはいくつものテレビカメラが並び、桟敷席も設けられている。この桟敷席はチケットが売り出されると直ぐに完売するそうだ。
というわけで僕も昨年と同様見学しに行った。オデオン広場に着いたときにはもう人が一杯だったが、途中その場を去る人が出てきて僕は最前列でパレードを観ることが出来た。この日は少し寒く、パレードも2時間以上続いたのでお昼の食事を予約している人達が場所を離れていったようだ。僕の前にいた人たちはお昼の予約があるからと言っておられた。
今年2001年は9500人のパレード参加者があったらしい。色々な国や地域の旗や色々な馬車、ブラスバンドなど迫力がある。馬は色々飾りを付けられガシャンガシャンと音を立てている。10頭以上の牛のパレードでは牛は首に大きな鈴をつけていたのでガランガランと大きな音を立てていた。色々な楽器も演奏され沿道にいた人達はみな様々な歓声を上げている。
パレードの順番で47番目にミュンヘン市のパレードがあった。馬車には市長が乗っている。沿道にいた人達はこのとき一番盛り上がっていた。皆が手を振っている。僕も写真に撮ってみたが横にいた人の手が写っているだけで馬車の姿はほとんど写っていなかった。民族衣装パレード、色々な音楽や装飾など普段はあまり身近でないものが多く、観ているだけで楽しかった。パレードには政治や権力などが付き物だと思うが、このまま平和的なパレードが続きますように。
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