クリスマス前の4回の日曜日を含む4週間は アドヴェント
Advent (待降祭)と呼ばれ、クリスマスを準備する期間だ。この期間、街の広場などにはクリスマスマルクト(マーケット)が出て、クリスマスに飾るものや、暖かい食べ物などのお店が出る。またこの時期、クリスマスマルクトの風物詩と言っていいグリューワインというホットワインのお店も出る。(クリスマスマルクトについては日記『クリスマスマルクト』で書いたので、こちらでは省かせてもらいます。昨年は各マルクトを回ってお店の写真などを撮影したりした。)
クリスマスマルクトの時期はどんよりとした天候で気温も低い。そのような寒い気候の中、クリスマスマルクトでは色々な温もりを感じることが出来る。子供たちの表情もいい。でも今年2001年12月は例年にない程の寒さのようで、クリスマスマルクトへの人出も少なかったそうだ。ミュンヘンでも最低マイナス18度まで冷え込み、正午でもマイナス10度以下という日が何日かあった(バイエルンではドイツ観測史上最も低いマイナス45度を記録。)
そういえば今年はホーエンツォレルン広場という場所のマルクトはお店が出ていなかった。昨年あまりにもひっそりとしていたので、今年は中止になったのだろうかと、みなが言っていたが真相は分からない。また今まであったかどうか僕は知らないが、クリスマス飾りがなされた路面電車が走っていた。これは無料で乗ることが出来、中では甘いお菓子やグリューワインなども購入することが出来る。そういえば今年はグリューワインの新しいものでグリューキルシュというお酒も出ていた。僕は飲んでみたが味はグリューワインとほとんど同じだった。それ以外にチョコレートでコーティングされた果物、普通はリンゴやバナナなどがあるが、今年は新しいものとして同じようにコーティングされたナシがあった。
ところでミュンヘン市内の広場ではクリスマスマルクトが開かれていたが、オクトーバーフェスト会場でもあるテレージエンヴィーゼでは『Tollwood』(トルウッド)という冬フェストが開催されていた。サーカス?のようなテントが幾つもたち、その中にクリスマスマルクトのようなお店が出る。もちろんテントの周りにもお店は出ているが、ここは屋内もあるということもあって今年は、かなりの人出があったそうだ。
先に書いた『Tollwood』は夏と冬に開催され、(2001年)冬はテレージエンヴィーゼで、夏はオリンピック公園で開催された。それで僕はオリンピック公園でもクリスマスマルクトをやっているかもしれないと思い、出かけてみたが何もなく時々散歩している人に出会うだけだった。
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