やまねこの物語

日記 EURO

2002年1月1日ドイツの通貨がドイツ・マルクからユーロになる。ドイツだけでなく、ヨーロッパ12ヶ国(ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、オランダ、ポルトガル、ギリシャ、ベルギー、オーストリア、フィンランド、アイルランド、ルクセンブルク)で単一通貨としてユーロが使われる。今後はユーロ圏各国へ旅行する際、現地通貨への両替が必要無くなり、ユーロ圏内の旅行が大変便利になる。各国の旧通貨は基本的に2002年2月まで使えるようだが、旧通貨の通用期限はフランスでは2月17日まで、オランダでは1月28日までと国によって若干違うようだ。

ユーロ、ドイツ語ではオイロと発音する。国際的にはユーロと発音するようだが、ヨーロッパではそれぞれ各国の呼び名で読んでいるようだ。オイロ、僕はまだ手にしていないが国によって硬貨のデザインが違うらしい。ドイツはブランデンブルク門、紋章のようだが、オーストリアでは確かモーツアルトと聞いた(友人の情報です)。すなわちヨーロッパへ旅行した際には色々なデザインのユーロ通貨を手にすることが出来るというわけだ。

ドイツ国内でも2001年夏頃からマルクと一緒にオイロが、例えばお店の値段表示、テレビの賞金などで使われ始めた。同年年末にはオイロ表示がメインになり、マルクはその下に小さく表示されることが多くなった。単純に計算すると1オイロは2マルク。だからその当時、お店に行くと売られているものの値段が全て半額に感じられた。実際、僕も安い!と思ってものを購入したりした(マルク的には普通だった)。また友人もレストランで値段表示に惑わされ?、比較的高いステーキなどを注文した。その友人も会計をするときに料金が倍になっていたので非常に驚いた、という体験をした。

通貨が換わることによる混乱は各国とも色々と想定されているようだ。ドイツでも例えば電車の自動切符券売機などに問題があるらしい。お店でもお釣りになるオイロ紙幣・硬貨がまだ完全に準備されていない、またマルクで支払ったときにお釣りのオイロはいくらかなど、色々問題があるようだ。新しい通貨になることへの不安がヨーロッパ内では大きいとニュースでは言っている。「オイロへのカウントダウン」と大晦日のニュースはこの通貨に関する報道が多かった。ところで2001年夏、下のようなポスターを目にすることが多かった。ポスターによると、ある年に製造されたドイツ・マルク、ペニヒ硬貨は希少価値で高価になると。財布に残っている硬貨を調べてみようと思った。

ポスター

ポスター

 

(2002年01月01日)

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