やまねこの物語

日記 民族衣装パレード 2002年

オクトーバーフェスト最大のイヴェントはフェスト最初の日曜日に行われる民族衣装パレードで、これは1835年、バイエルン王ルートヴィヒ1世と王妃テレーゼの銀婚式の際に初めて開催された。第二次世界大戦後1950年からは毎年行われるようになり、パレードはフェスト会場であるテレージエンヴィーゼに向けて7キロ、凱旋門を午前10時に出発して2時間以上続けられる。

2002年9月22日、僕は一昨年、去年と同じようにパレードを見るために、友人と待ち合わせをしてオデオン広場に向かった。今年はドイツ各地から、またイタリア、クロアチア、オーストリア、ポーランド、スイス、スカンディナヴィア、チェコなどの国の団体もパレードに参加していたようだ。パレードは午前10時過ぎに始まったが、最初はおそらくスポンサーのものだろう。南ドイツ新聞、レーヴェンブロイ、TVミュンヘンなどが続き、前日のパレードと同じように MINI に先導された警察官のパレードが続いた。

この日は天候も良く沿道で多くの人が歓声を上げていたが、特にミュンヘン市長クリスチャン・ウーデ、バイエルン州首相シュトイバーがパレードしたときには、その歓声が一段と大きくなった(両者とも写真撮影失敗、残念)。ちょうどその日はドイツの総選挙の日に当たり、キリスト教民主・社会同盟の首相候補であるシュトイバーの、有権者に向けての「最後のお願い」だったかも知れない。しかしこの日のパレードで沿道の人からの歓声を一番多く受けていたのは、バイエルン王ルートヴィヒ2世に扮する男性の乗った馬車が通ったときだった(こちらも撮影失敗)。バイエルンにおける彼の人気の高さを改めて実感した。

(以下のページの画像は基本的にパレード順に並んでいます。ページでは「パレード」そのものより「民族衣装」を意識しました。)

       (2002年09月28日)

 

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