やまねこの物語

おでかけ ドイツ・ベネディクトボイエルン

旅の目的

時期

修道院見学

2001年7月下旬

 

    Benediktbeuern ドイツ・ベネディクトボイエルンはバイエルン州にあり、ミュンヘンから約1時間弱で行くことが出来る。ベネディクトボイエルンには大きな修道院があり、ここは「南バイエルン・バロック・ロココ街道」ルート7番の南端の街である。その日は朝から快晴で僕はバイエルンチケットを使ってこの街に行くことにした。バイエルンチケットは週末チケットと同じで一枚のチケットで5人まで乗ることが出来、バイエルン内なら基本的に終日使うことが出来る。日帰り旅行なら大変便利なチケットだ。

    ネディクトボイエルンへは途中 Tutzing で乗り換える。そこからは本当に何もないところを電車が走っているといった感じだ。電車は基本的に1時間に一本あるが採算がとれるのかと思うくらい、のどかなところを走っている。ベネディクトボイエルンの駅に着いても驚いた。駅舎に、この駅を管理する家族が住んでいるのだ。一体この駅をどれくらいの人が利用しているか分からないが、ほとんど修道院見学の観光客だろう。この日、この駅に降り立った人のほとんどが修道院に向かっていた。修道院は駅の直ぐ側にある。

ベネディクトボイエルンの駅
 ベネディクトボイエルンの駅

ベネディクトボイエルンの駅
ベネディクトボイエルンの駅

ベネディクトボイエルンの駅
 ベネディクトボイエルンの駅

駅舎
駅舎

    にも書いたが修道院までは駅から直ぐだ。お墓の中を通り、修道院へ行く。この修道院の中庭ではよくコンサートが行われているようで、僕は何度かテレビでそれを見たことがある。修道院に入る前にぐるっと中庭を回ってみた。そのとき気付いたのは、修道院の壁や窓の装飾はほとんどが「描かれているもの」ということだ。そういえばミュンヘンのレジデンツの中庭に面した建物の壁の装飾も絵だった、ということを思い出しながら、修道院に入ろうとしたら、基本的にガイドツアーのみということで、その時間まで僕はぶらぶらした。

    ネディクトボイエルンの修道院は739年にその基が築かれオーバーバイエルンでもっとも古い修道院の一つとして数えられ、精神的、文化的に重要な位置づけをされた。というのは有名なカルミナ・ブラーナがこの地に保管され、また各時代の偉大な芸術家たちがこの修道院のために時間を費やした。例えばアザム、ヨハン・バプティスト・ツィンマーマン、ヨハン・ミヒャエル・フィッシャー、ヨハン・ミヒャエル・フォイヒトマイヤー、イグナーツ・ギュンター、ツァイラーなどなど。この修道院は現在、哲学や神学の大学となっているらしい。この修道院で実際に生活されている方もいると聞いた。実際に使われている建物だから自由に見学できず見学はツアーになっているのだろう。

ベネディクトボイエルン修道院
 ベネディクトボイエルン修道院

修道院中庭
修道院中庭

修道院
 修道院

修道院入り口
修道院入り口
絵で描かれた入り口

    いうわけで僕はガイドツアーに参加して修道院内部に入った。修道院一階の廊下はゴシック様式で天井はルネサンス様式の装飾がされてある等々説明されながらガイドが始まった。

修道院廊下
 修道院廊下

ボイラー室
ボイラー室

    に案内されたのは「ゴシックの間」だったが、団体行動にもかかわらず、もうバラバラの状態になった。その場所その場所で皆が勝手な行動をしている。もちろん熱心に聞いて質問しまくっている人もいる。僕は写真を撮っていた。このゴシックの間、僕は天井が面白いと思った。一枚の板ではなく、何本もの柱で構成され、それぞれの柱に装飾がなされている。

ゴシックの間
 ゴシックの間

天井
天井

    の次に案内されたところは、バロック様式の部屋だったが、特に説明もなく素通りした。部屋を覗き込んで、みなその天井を見て「ほー」と言うだけだった。個人的に面白かったのでツアーが終わってからこの部屋へもう一度来た。聞いてみると一階は基本的に自由に観ることが出来るらしい。で、この部屋はその天井の装飾からか天井がものすごく低く感じる。迫ってくるといった感じだ。

バロック様式の部屋
 バロック様式の部屋

バロック様式の部屋
バロック様式の部屋

天井
 天井

天井の装飾
天井の装飾

 

 

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