オーストリア・ブラウナウはイン川沿いにある街でドイツとオーストリア国境の街でもある。ブラウナウ、この街が何で有名か。公的に「これがこの街の売りだ!」と発表はしていないがドイツの政治家アドルフ・ヒトラーがここで生まれた。この街を訪れる観光客はそのことを知っている人が多いと聞いた。といっても現在、何かの記念碑があるわけでもない。ただ、この街で生まれたということでその雰囲気を感じることが出来る。
その日、朝友人から電話がかかってきて知人がブラウナウまで車で連れて行ってくれるというのだ。ブラウナウは是非訪れてみたい街だったので僕は喜んでご一緒させていただいた。ミュンヘンからブラウナウへアウトバーン(高速道路)で向かう途中、田舎の小さな教会や古城によって数時間後にはイン川沿いのブラウナウに着いた。車を止め旧市街地を散歩したのだが、当時の僕はデジカメをあまり使っていなかったようで街中の写真が無い。嗚呼残念。
旧市街地には小さな川、それにかかる石橋など面白い風景が結構あった。散歩のあと昼食をとりに旧市街地中心の広場にあるレストランに入った。もう一年以上前のことなので正直なところ何を注文したか覚えていない。が、一つ印象に残ったのは友人の注文したレモンジュースだ。それはただレモンを搾っただけの酸っぱいもので、本当に果汁100パーセントといったものだった。
旧市街地魚の噴水
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旧市街地中央広場
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市庁舎
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聖シュテファン教会
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昼食後、この街を訪れる人のほとんどが訪れるという聖シュテファン教会へと案内してもらった。この教会はウィーンの聖シュテファン大聖堂と共にオーストリアを代表する後期ゴシック建築で96メートルの塔はオーストリア第三の高さを誇る。外観は後期ゴシック建築だが教会の中に入ると小聖堂などがバロック様式に改築されているのが分かり大変面白い。この教会はゴシック、ルネサンス、バロックと改築されたようだ。
聖シュテファン教会礼拝堂
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ステンドグラス
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中央祭壇
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ルネサンス期の椅子 一つ一つ区切られてある
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小聖堂天井
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小聖堂天井
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小祭壇と骸骨
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小聖堂
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小祭壇
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小祭壇
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教会をぐるっと見学したあと、そろそろ帰ろうということになってブラウナウをあとにした。家に帰り撮った写真を編集しようとして分かったのだが、あまりに街の風景が少なく教会ばかり撮っていたようだ。次回この街を訪れるときはもっと街の写真を撮ろうと思った。
と、ここで一度アップしたのだが、その日に訪れた教会と古城の写真も追加してアップします。
というわけでその日の目的地はオーストリア・ブラウナウだったが行きと帰りに寄り道をした。行く途中小さな村の小さな教会と古城に立ち寄ったのだが、僕には両方とも名前が分からない。教会は連れて行ってくださった方が、いつもこの側を通るとき気にされていたということで立ち寄ったのだが、本当に小さな教会だった。でも特にパイプオルガンが印象に残った。古城の方は塔しか現存していないもので、中には博物館もあるようなのだが訪れた日は休館日だった。
教会
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パイプオルガン
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古城
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ブラウナウからの帰りはブルクハウゼンというイン川沿いにある街に立ち寄った。見所は山の上に建つ約1キロの距離をもつ城だ。それでこの日この城を訪れたのだが観光案内所で日本語を話されるドイツ人の方がいきなり出てこられて正直非常に驚いた。「これも持って行け」といくつものパンフレットをいただいた。それからミュンヘンに帰ったのだが連れて行ってくださった方には感謝の気持ちで一杯だ。本当にどうもありがとうございました。
ブルクハウゼンの街並み
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ブルクハウゼンにある城
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