やまねこの物語

おでかけ ドイツ・オーバースドルフ

旅の目的

時期

コンサートを聴きに

2003年6月上旬

 

    イツ・オーバースドルフ Oberstdorf はドイツ最南端の村である。前回のおでかけ「オーバースドルフ」でも書いたが、ミュンヘンから車で約2時間の所にあり、アルプスを間近に望むことが出来る。僕は前回に続いて同じ目的でこの街を訪れた。ミュンヘン在住の音楽家の方(ご夫妻、バス歌手とピアニスト)が出演されるコンサートのビデオ撮影を頼まれたというものである。前回は3月上旬で毛皮のコートを着て行ったが、今回は6月ということで半袖で行った。しかし気温が25度あり、ゲヴィッターと呼ばれる突然の夕立が心配だった。というわけで前回と同じく車にご一緒させて頂いた。

    の日は暖かいと言うより暑い一日で車の中も暑かったが、窓から見る景色、牛がいる酪農場や緑豊かな森や山々、のどかな田舎を走っていると、時にはその暑さを忘れることが出来た。前回はリハーサルなどがあり、ミュンヘンから休憩無しにオーバースドルフに向かったが、今回は数日前にリハーサルも行われたようで、急いで行く必要がなくオーバースドルフまでの途中、ケンプテンという街で休憩をした。

ケンプテンの市庁舎
 ケンプテンの市庁舎

市庁舎にある紋章
市庁舎にある紋章

ケンプテンの街
 ケンプテンの街

ケンプテンの街
 ケンプテンの街

    しの休憩の後、オーバースドルフに向けて出発したが、暫くすると車の窓からは雪の積もった山々の姿が見えてきた。アルプスに近づいてきたのだ。が、オーバースドルフに着くとそこからは雪の積もった山は遠くの、山々の間に見えるといった感じでオーバースドルフでは雪景色を見ることが出来なかった。

    ういえばオーバースドルフに向かう途中、車の速度がゆっくりになり、少し渋滞のようになった。見てみると先頭にトラクターがいる。思い出せば横の道にも馬車が走っていたりと非常にのんびりとした風景がそこにはあった。もしインターネットやテレビがなければ、ここは世間の動きとは全く違った世界になり、同じ24時間といっても都心部とは時間の意味が全く違っていたかも知れない。そんなことを考えている間に車はオーバースドルフに入っていた。

    ンサートの開場は20時だったのでステージの準備がなされている間、僕は街中を散歩することにした。前回の「おでかけ」でも書いたが、このオーバースドルフはドイツで最南端の村であると同時にドイツ最南端の保養地としても名高い。街は標高815メートルのところにあり、空気も綺麗で年間250万人の観光客がこの街を訪れる。夏の間はハイキング、冬はスキーと自然を堪能でき、それらに利用される面積は17000ヘクタール以上ありアルプス以北では最も広いとのことだ。

    いうわけで僕は散歩を始めた。前回訪れたときは3月で街中ではスキーやスノーボードを持っている人の姿をよく見かけたが、この6月ではそういった人の姿はなく、ひっそりとした街という印象だ。この街は保養地故か老人の姿が多い。若い人の姿はそれほど見かけなかった。街はシーズンオフといった感じであったが、緑が多く、公園にも花が植えられ、非常にのんびりとした田舎という風景がそこにはあった。

プリンツレゲント像
 プリンツレゲント像

オーバースドルフ
オーバースドルフ

チェスをする人
 チェスをする人

休む人々
 休む人々

    は歩行者天国になっていて、バスなど公的な車以外は街中に乗り入れることが出来ないらしいと前回の「おでかけ」で書いた。今回、街中を走るバスを2度見かけたが、お客は誰も乗っていなかった(ように見えた)。

街並み
街並み

マンホール
マンホール

街並み
 街並み

街並み
街並み

 

 

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