4月1日に日記「春の日」(別ウインドウで開きます)を更新した。その中でようやく春が来たと書いた。が、その後また寒くなり雪のちらつく日もあった。ニュースでは「ビアガーデンがまたしても遠くなった」というようなことを言っている。冬の間、空を覆っていた重い灰色の雲にかわり、今は非常に青い空が一面に拡がっている。それ故、気分的にも晴れやかになり、その空の下を歩いてみたい気持ちにさせられる。
先日もそのような晴れた日にビアガーデンを訪れた。しかしビールを一杯(0.5l)飲んだだけで寒くなりカフェに逃げ込んだ。今の時期、春らしい冷たい風が吹いている。そしてその翌日、そのビアガーデンを横切ると、お店は全て閉まっており、テーブルと椅子が無造作に並ぶだけの、春らしくない非常に寂しい空間となっていた。
今回の春は寒い日が多い。暖かくなったと思ってもまた冬のようになる。先日の日記で少し暑いと書いたが、今はコートなど上着なしでは寒く感じる。特に夜の外出は空気が冷え込んでいて、より肌寒く感じられる。気温的には既に春であっても、とにかく風が冷たい。それ故か未だ暖房の入っているところもある。しかし日中、外を歩いてみると影も非常に濃くなり、春らしい天候となっているのが感じられる。
ところで4月11日に友人と一緒にオペラを観に行った。その時友人が「オリンピック公園の桜が綺麗」と言っていたので、翌12日に公園を訪れた。友人が言っていたように桜が綺麗に咲いている。緑の芝と青色の空に挟まれた桜の光景は非常に綺麗である。
この日は祝日で多くの人が公園を散歩していたが、冷たい風が吹いているせいか湖では誰もボートに乗っていなかった。水面に描かれた模様からも風があると分かる。空は先日にもまして非常に濃い青色をしている。これで冷たい風がなければ、より春らしい一日となったであろう。
ところで上記の友人から夜桜が綺麗だと連絡があったので、友人にそこで待っていてもらい僕もそこを訪れた。数はそれほど多くないが桜が綺麗に咲いている。近くの街灯の明かりを受けて、暗闇の中、桜が柔らかく浮かび上がっているようでもあった。綺麗な夜桜を見ることが出来、非常に満足した。しかし上で「風が冷たい」と何度も書いているにもかかわらず、その寒い中、外で友人に待っていてもらったのは心配りが足らなかった。春の空の下、夜桜を見ながらそんなことを思った。
以下の写真は全て2004年4月12日(月・祝日)のもの
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