日記 招待状 |
郵便受けの中に小さな封筒。それは在ミュンヘン日本国総領事館から届いたものだった。 封を切ると中には2枚の紙。全てドイツ語で書かれている。少し分厚い方の紙は、来月、市内某ホテルで行われるレセプションへの招待状だった。その紙には金色の五七桐家紋が付いている。日本政府や内閣が使っている紋章である。 そしてもう一枚は出席確認の葉書だった。出席する方に印を付けて出す。 というわけで詳細はいずれ後ほど。 (その日の内容はこちら。) そういえば以前、バイエルン・ナショナル博物館である展示のオープニングセレモニーに参加させて頂いたことがあった。大臣などが出席していたイヴェントだったが一部の来賓者には椅子が用意され、そこには来賓者の名前札が置かれてあった。 その中に「プリンス」「プリンセス」と書かれた札があった。1180年から1918年までバイエルンを統治していたヴィッテルスバッハ家の末裔の人達である。王位は廃止されたが、それでもその家系は続いている。(現在はフォン・バイエルンという名前になっている) 歴史を見てもバイエルンはその王家を復活させたいと願う人達が多い地域でもある。実際にそういった家系の人々を、そして彼らに特別な敬意を表している人達を目にするとヴィッテルスバッハ家を中心としたバイエルン王国の歴史と伝統が今もなお強く生きているような気がした。 |
(2006年11月28日) |
|
|