やまねこの物語

おでかけ ドイツ・アウグスブルク

旅の目的

時期

観光

2001年9月中旬

 

    イツ・アウグスブルク Augsburg はバイエルン州でミュンヘン、ニュルンベルクに次ぐ第三の都市でロマンティック街道最大の街。ルネサンスの街として有名。というわけで、僕は今回時間があったのでアウグスブルクへと出かけた。アウグスブルクへ来るのは4回目だが、今まで一度も写真に撮っていない。今回初めてアウグスブルクの街並みを写真に撮った。僕が訪れた日は晴れ間が出たり、曇っていたりといった天気だった。写真でもそれを感じることが出来る。

    ウグスブルクへはミュンヘンからICE(都市間超特急、新幹線)で行けば30分もかからない。RE(地域快速)を使っても40分で行くことが出来る。時間的にミュンヘン中央駅からミュンヘン空港へ行くのとほとんど変わらない。料金的にはバイエルン内を制限はあるものの自由に移動できるバイエルンチケット(40マルク)より、バーンカード(これを持っているとドイツ鉄道のチケットを半額で買うことが出来る)の方が17マルクと安く買える。ミュンヘン空港へ行くには29マルクだから時間的にも料金的にもミュンヘンとアウグスブルクはかなり近いと言える。

    ュンヘンとアウグスブルク、大変近いがその文化は大きく違う。アウグスブルクはもともとバイエルンではなく16世紀にバイエルンに組み入れられた。もともとはシュヴァーベン Schwaben という地域だ。歴史的にもアウグスブルクはかなり古い。アウグスブルクの名前の由来はローマ皇帝アウグスティヌスに由来がある。紀元前15世紀にアウグスティヌスによって建都されたのがゆえんだ。その後はフッガー家のもと、ヨーロッパの商業・金融の中心都市として栄えた。アウグスブルクには現在そのフッガー家に関するものが街の至る所に見られ、アウグスブルク=フッガーというものを感じることが出来る。

    ウグスブルク中央駅に着いて少し歩くと歩行者天国の地域になる。旧市街地区を歩いて思うのは、その石畳の多さだ。旧市街地区はほとんどが石畳だろう。その上を車や路面電車、バス、自転車などが走っている。

アウグスブルク中央駅
 アウグスブルク中央駅

街並み
街並み

街並み
 街並み

街並み
街並み

街並み
 街並み

街並み
 街並み

    ウグスブルクは他のロマンティック街道の街、例えばローテンブルク、ディンケルスビュール、ネルトリンゲンなどと同じように中世は街が城壁で囲まれていたようだ。現在はおそらく繋がってはいないだろうが、街の中心、市庁舎から少し歩くと、それらしきものを見つけることが出来る。

ヤコバー門
ヤコバー門

城壁
城壁

フィッシャー門
 フィッシャー門

ロマネスク様式の大聖堂
ロマネスク様式の大聖堂

    にも書いたがアウグスブルクはフッガー家のもと大きく発展した。市庁舎の前を南北に貫くマキシミリアン通りを少し歩くとフッガーハウス Fuggerhaus が目に入る。これは1512-1515年に建てられたフッガー家の住居であり商店でもあった。現在はフッガー銀行の建物になっている。ガイドブックなどによるとイタリア・ルネサンスのアーケードを持つ魅力的な中庭だけが拝観可能となっていたので訪れてみたが、確かにルネサンス様式のアーケードがあるが、想像していたものとは少し違うものだった。それとも別にあるのだろうか。

    ルティン・ルターとこの建物は関係がある。1518年10月、教皇の特使がルターの理論を撤回するよう求めたがルターはこの建物でそれを拒否したということだ。

フッガーハウス
 フッガーハウス

中庭
中庭

 

 

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