今回の滞在では、主催であるロージが幾つかのホテルをピックアップしてくれていて、僕はその中で最も安いところを選んだ。それは主に信者の宿泊のために使っていると言う教会であった。教会といっても泊まるところは礼拝堂ではなく、ちゃんとした個室である。バス・トイレが共同ではあったが、その時は他に滞在している人はなく貸し切りとのこと。覗いてみれば、部屋は狭いが各部屋に水道も付いており、また小さな窓からはバウツェンの景色が見える。教会は旧市街地から5分ほど歩いた場所にあって、非常に便利な上に、旧市街地を一望出来るので非常に満足出来る場所だった。僕自身、教会に泊まるのは生まれて初めての経験だったので、それだけでも面白く感じられた。
バウツェンに到着した日は、車で一緒に来た4人での食事となった。旧東ドイツの中都市(人口約42.000人)なので物価も低いと思っていたが、メニューを見てみると肉料理などはミュンヘンの値段とそう変わりがなかった。しかし飲み物は総じてミュンヘンより手頃で、例えばアイスコーヒーが2オイロ(約270円)もしなかったのが驚きだった(ミュンヘンで同じようなものは4-5オイロくらい)。ビールはチェコとの国境に近いせいかチェコのビールがあり、これも美味しい料理と共に楽しむことが出来た。
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