聖パウル教会はドナウ川側から見るとよく分かる。また同時にこの教会が随分と高い位置に建てられているのも分かる。でも実際その教会の付近を歩いてみても高いという実感はない。聖パウロ教会、バロック様式の教会で外観がピンクと白なのに対し内側は白と黒となっている。祭壇など真っ黒のものは僕は今まで見たことがなかったので、非常に印象に残った。まるで仏壇のようだ。
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 ドナウ川側から見た聖パウル教会
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 聖パウル教会
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 聖パウル教会 道が徐々に高くなっている
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 聖パウル教会礼拝堂 祭壇など仏壇のよう
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 パイプオルガン
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 天使
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巡礼教会マリアヒルフ教会は旧市街地からイン川を渡った山の上にある。山の向こうはオーストリア。1624-27年バロック様式で建てられたこの教会は1683年ドイツで一躍有名になった。というのはこの教会で皇帝レオポルト1世がトルコ軍のウィーン包囲に対して勝利を願ったということだ。また皇帝はこの教会で自身の結婚式をあげ、礼拝堂にある吊り下げ式の照明を寄付したとのことだ。この教会は願い事が叶うということで信仰を集め、現在もかなりの人がここを訪れる。
この教会を訪れるには麓から礼拝堂まで続く「巡礼の階段」を登るか、山道、一般道などを登れば行くことが出来る。僕は一般道でも山道でも上り下りしたのだが、途中すれ違う人がみな、グリュースゴット(こんにちは)と声をかけてくれるのが嬉しかった。また教会横には展望台があり、パッサウの街を一望することが出来る。
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 巡礼教会マリアヒルフ教会 手前はイン川
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 巡礼の階段
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 巡礼教会マリアヒルフ教会
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 礼拝堂
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 展望台から見た景色(旧市街地方面)
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 展望台から見た景色(三角州先端方面)
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 墓地の入り口
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 孤児院の入り口
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 ニーデルンブルク修道院にあるハンガリー王妃ギゼラのお墓
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 イン川側から見る聖ミヒャエル教会 左の二つの塔
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聖ステファン大聖堂はパッサウ旧市街地の小高い丘の上に建てられている。バロック様式の教会。ここの教会には世界最大のパイプオルガンがあるということで観光客が訪れる。個人的に面白いと思ったのは、僕もその一人だが、礼拝堂でみなパイプオルガンがある礼拝堂後方に向かって写真を撮っているということだ。つまり祭壇にお尻を向けているのである。正直なところ、世界最大といってもあまりピンとこなかった。個人的にはパイプオルガンだけでなく内陣天井のフレスコ画も素晴らしいと思った。
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 聖ステファン大聖堂 手前はバイエルン王マキシミリアン1世の銅像
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 礼拝堂
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 金の説教壇とパイプオルガン
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 内陣天井のフレスコ画
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 世界最大のパイプオルガン
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 イン川側から見た大聖堂
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というわけでパッサウの紹介を終わろうと思う。長期滞在ができればもっと違った表情を見ることが出来ると思う。自分の撮った写真を見てみるとはっきりと晴天と分かるものが少ない。それだけ天候が変わりやすいのだろう。この街には世界一のコレクションを誇るグラス博物館もある。次回時間があれば覗いてみたい。そういえばこの街には、街名物のお菓子やケーキがないのが残念だった。(パッサウ編完)
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