やまねこの物語

おでかけ ドイツ・アウグスブルク

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2001年9月中旬

 

    ェッツラー宮殿をあとにし、そのまま更にマキシミリアン通りを進むと正面に大きな教会が見えてくる。聖ウルリヒ教会と聖アフラ教会である。ここは新教と旧教の建物が同居する珍しい教会として知られる。1555年ルター派の信仰を認めたアウグスブルクの宗教和議を記念して建てられた。キリスト教の新教旧教の和解を示している。もともとここには1474年ベネディクト派の修道院があった。手前の小さい方が新教の教会で、後方の高さ93メートルの塔を持つ方が旧教の教会。ここでは復活祭、聖霊降臨祭、降誕祭の3つを象徴する3つの祭壇や入り口の飾られた格子が見所。また教会内には聖女アフラ、聖ウルリヒ、聖シンベルトの墓所がある。

    は最初新教の方から中に入った。中は新教というには少し派手なような気もした。特に説教壇が輝いている。それで教会内を回ろうとしたら、受付に座っておられた方に声をかけられた。その方は30年前、日本に3年間住んでおられ、その後も勉強されているようで綺麗な日本語を話された。日本が好きだとその方は言っておられたが、そう言われると、なんだか嬉しくなる。その上教会のパンフレットまで頂いた。頑張ってください、とお互い挨拶し僕は旧教の教会へと向かった。

聖ウルリヒ教会と聖アフラ教会
 聖ウルリヒ教会と聖アフラ教会

聖ウルリヒ教会と聖アフラ教会
マキシミリアン通りから見た教会

新教礼拝堂
 新教礼拝堂

説教壇
説教壇

    教の教会は後期ゴシック様式で建てられたもの。当然天井にはフレスコ画はないが、教会がこのようなゴシックからどうしてバロックのものに移っていったか、考えてみるとなかなか謎が深そうで文化や芸術の移り変わりは大変面白いと感じた。

旧教礼拝堂
 旧教礼拝堂

格子
 格子

説教壇とパイプオルガン
 説教壇とパイプオルガン

中央祭壇
 中央祭壇

椅子
 椅子

墓所
 墓所

墓所
 地下礼拝堂の墓所

墓所
 地下礼拝堂の墓所

    会をあとにし、僕はアウグスブルクの街の中心、市庁舎に向かうことにした。市庁舎はドイツ・ルネサンスの最高傑作と称されるもので、街の象徴でもある。僕は以前ここに来たときも、市庁舎の写真を撮らなかった。最高傑作と言われても、正直なところ僕にはそれほど印象的ではなかった。この市庁舎は1615-20年市の建築監督エリアス・ホルによって建設された。市庁舎正面は左右対称の造りになっている。

    庁舎の前にあるアウグストゥス噴水は建都1600年の際、市の設立者であるローマ人アウグスティヌスを称えるために建てられたもの。皇帝の青銅像の周りに4つの像があるが、これはアウグスブルクの水力を象徴する4本の川を表している。

市庁舎
市庁舎

アウグストゥス噴水
アウグストゥス噴水

    が今までこの街に来たときは一度も市庁舎の中に入ることが出来ず、今回初めて中に入ることが出来た。3階にある黄金の大広間は本当に圧巻だ。市庁舎というには、かなり立派なものだと思う。それだけアウグスブルクには財力などがあったのだろう。当時の市民はこの大広間をどのように思っていたのだろうか。気になるところだ。大広間から別の部屋に行くと、アウグスブルクと姉妹提携している街の紹介があった。幾つかあったが、展示室の大部分を日本の滋賀県長浜市と兵庫県尼崎市が占めていた。人形や鎧など日本との交流を示すものが色々展示されてあった。

黄金の大広間
 黄金の大広間

黄金の大広間
黄金の大広間

黄金の大広間
 黄金の大広間

展示品
 展示品

    ウグスブルクにはこの黄金の大広間以外に別の場所に黄金の小広間があるらしいが今回は時間の都合上行くことが出来なかった。

 

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