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おでかけ ドイツ・アウグスブルク |
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市庁舎を出た後、その隣にある高さ78メートルのペルラッハ塔 Perlachturm に登ることにした。この塔は1182年に建設された聖ペーター教会の西二階の上に当たる部分に建っている。元々は見張り塔として建てられた。教会と塔の入り口は別の所にある。僕は礼拝堂を見た後、塔に登るため塔の入り口に入ったのだが、どこにも料金を支払う場所がない。
階段をぐるぐる回って上がっていくと最上階のところに料金を支払う場所があった。どうやら管理人はずっと上で仕事をしているようだ。というのは、塔の上からアルプスが見えることがあるらしい。それでアルプスが見えるとき、塔の上には黄色の旗がでるそうだ。昔は敵の侵入などの見張り塔として、現在はアルプスを望む塔として、塔が現在も利用されているのがなんだか嬉しい。塔の上からはアウグスブルク市内を一望できる。見た感じやはり赤い屋根の家が多い。天井を見上げるとそこにはグロッケンシュピールの鐘があった。ここで鐘の音が聴けたら雰囲気もいいだろう。そういえば市内で無料で配られている観光案内がここでは有料で売られていた。
塔を降りた後、そこからそんなに遠くない、大聖堂 Dom に向かった。大聖堂の歴史は823年まで遡る。レンガ作りのロマネスク様式と14世紀に改修されたゴシック様式の部分を併せ持っている。写真で言えば、左下の写真の右側部分、つまり赤い屋根のところがゴシック様式。下右の写真がロマネスク様式の部分。この部分は左の写真ではあまり写っていない。 この教会の見所はアウグスブルク出身の画家ホルバインによって描かれた祭壇画やロマネスク様式のところに描かれた壁画、1135年作のダビデ王などを表した世界最古のステンドグラス、旧約聖書からの場面を示す35枚のレリーフが彫られた青銅の扉(1356年頃作)など。
というわけで僕は教会内に入ろうとしたが、ドアの取っ手が面白かったので中腰になって写真を撮ろうとした。その構えているところに、内側から人が出てきた。内側から出てきた人はドアを開けると、アジア人(僕)が中腰でカメラを構えていたので、きっと驚いたことだと思う。 気を取り直して写真を撮った後、教会に足を踏み入れた。入ってまず目に飛び込んでくるのは、その巨大な壁画だ。それに圧倒されて見上げていると、今入ってきたドアの上にあるステンドグラスに気付く。色鮮やかなステンドグラスだ。あと、こういった歴史のある教会はその椅子が興味深い。色々な手彫りの彫刻がなされているところが多い。
ゴシック様式の礼拝堂内部は思った以上に明るく神聖な感じがする。世界最古のステンドグラスは高窓にあるので見つけにくい。この教会で最も古い部分は地下聖堂らしいが、アウグスブルクの街でもらった市の案内書には、「大聖堂の最も古い部分は106世紀の地下聖堂です。」と書かれている。(本当に「106世紀」と書かれています。正解は分かりません。)とにかく古いらしい。その他にこの教会にはロココ様式の祭壇のある礼拝堂があった。
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