ランヅフートの家々を見ながら散策していると、聖霊教会の前ではまたしても民族衣装を着た人達が料理をしていた。どうやら肉を焼いているようだ。民族衣装を着た人に聞くと伝統的料理らしい。ということはつまり、切って焼いただけだろう。このお肉、一人か二人で一皿といった感じでまな板と包丁を配っていた。値段は無料。僕はこのお肉とパンをいただいた。このパンは外が固く、中がとても柔らかく、大変美味しいものだった。ビールも振る舞われていた。僕は飲まなかったものの、飲んでいる人達は寄付として一人数マルク渡していた。
それでこの直ぐそばにある聖霊教会の中に入るとそこは博物館のようになっていて、色々な彫刻が展示されている。外に出るとき、受付の人からこの祭りのプログラムをいただいた。外ではパレードに向けて道路標識などに麻のカバーを付けているところだった。完全に中世の雰囲気を出すために看板なども隠しているようだ。
民族衣装を着た人達が料理をしている
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お肉
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カバーの取り付け
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カバーの取り付け
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先ほど聖霊教会前でいただいたパンが美味しかったので、幾つか買って帰ろうと思い色々パン屋を回ってみた。その日は日曜日で本来は定休日だがこの日は祭りということで開いているお店が多かった。パン屋とカメラのフィルムを売っているカメラ屋が営業していた。結局パンは見つけられなかったのだが、どこのお店も売られているものの値段が安いということに驚いた。レストランなども安い。ミュンヘンとランヅフートの物価の違いだろうか。
そんなわけで街をもう少し散策することにした。街には民族衣装を着たカメラマンも歩いている。カメラマンも中世風に徹底されているようだ。お昼頃、通りの色々なところで色々なパフォーマンスが繰り広げられていた。劇をしているところもあれば、子供たちの合唱もある。子供たちの合唱は、子供たちの眠そうな?疲れ切った表情が印象的だ。歌い始めると皆が一斉に写真を撮り始める。中にはその子供の親もいただろう。どこの国でも同じでやはり親の方が張り切っているようだ。
カメラマン
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劇
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子供の合唱
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写真を撮る人達
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ところで街を色々見ていると花輪を持った人が多い。参加者はもちろん、見学に来ている人達も持っていたり頭に載せてたりしている。街中で売られているのを何度も目にした。お店によって若干値段が違うようだ。それで売っている人に花はどれくらい持つかと質問すると答えは4年だった。どうやら次の祭りの時まで飾っておく(置いておく)らしい。別の所で売っている人にも聞くと答えはやはり同じだった。そういえばその人からは日本人か?と逆に質問された。「そう」と答えるとその人は「私の友達の
SASAKI さんを知っているか?」と質問してきた。
花輪が売られている
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花輪を身につける子供達
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街中を歩いているとを、民族衣装を着た人がよく目に付き、至る所で記念撮影がなされている。特に子供の撮影をする(おそらく)両親の姿をよく目にした。面白いのは、そうやって撮影していると周りの観光客も皆その子供を撮影し始める。僕もその一人だ。子供達は最初両親を見ているものの、あらゆる方向からカメラを向けられるので一体どこを見ていいか困っているようだった。子供達はみな、花輪を身につけていた。先ほどの教会前で合唱していた子供達の頭にも載っている。
写真を撮るとき、もちろん予め断ってから撮らせてもらうこともあった。そうやって撮っていると周りの人も後ろから横からと写真を撮るのが面白かった。この日はフィルムの売れ行きもすごかっただろう。と、色々撮影している間に民族衣装を着た人達が手に色々な物を持ったりして移動している姿が目に付くようになった。おそらくパレードの集合場所に向かっているのだろう。
子供
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少女と子供
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子供達
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女性
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親子
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人々
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馬車
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パレード参加者
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