おでかけ ルクセンブルク |
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ノートルダム大聖堂(聖母教会)は、日本語では「ノートルダム寺院」とした方が馴染みのある気がするが、とにかくこの教会の3本の細い尖塔が、それほど高くないものの、遠くからでも見え非常に印象的である。このノートルダム大聖堂は1613年、イエズス会の教会として建設された(1870年教皇ピウス9世によって、ここに司教座が置かれ大聖堂となる)。教会の大部分はザクセンの建築家ダニエル・ミュラーによってゴシック様式で建設されたが、現在の大聖堂にはルネサンス様式やバロック様式の影響も見られる。
大聖堂の中に入ると身廊と側廊の高さが同じハレンキルヒェという構造がよく分かる。窓が大きいのでその分礼拝堂の中も明るい。印象に残った部分は礼拝堂後方、つまりパイプオルガン周辺の精巧な彫像装飾で、よく見てみると楽器を弾いているような像もあったりする。教会地下に行くとルクセンブルク大公ヨハン盲目公(1296-1346、同時に彼はボヘミア王も兼ねる)の墓碑がある。更に奥に進むと大公家の墓所があり、その祀られ方を見ると、大公家が市民から敬愛されているのが感じられる。
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