おでかけ ルクセンブルク |
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ノートルダム大聖堂をあとにし、ギョーム広場(ヴィルヘルム広場)に向かった。地図を見ると、そこには市庁舎があるので、どうやら街の中心といった感じだ。その辺りで何処か昼食を取れそうなお店を探すことにした。広いギョーム広場の、市庁舎の前あたりには幾つかのレストランやカフェが並んでいる。天気が良いのでどのお店も外にテーブルを並べていた。幾つかのお店を覗くと、空席がないところもある。何となく、どのお店にするか決めかねて歩いていると、市庁舎の側に下に降りる階段があるのが分かった。この街は少し坂になっているようだ。その階段を下りると、幾つかのレストランやカフェが見えたので、そちらに向かって歩くと、ダルム広場という広い場所に出た。
ダルム広場は非常に賑やかで、その広場を囲むように幾つものレストランやカフェが並んでいた。何軒ものお店を覗いたが、こちらでも、どのお店に入るか決めかねていた。というのは値段が非常に高いので入るのに躊躇してしまっていたのだった。ミュンヘンはドイツの都市の中でも最も物価が高い街の一つであるが、それと比べても数段にルクセンブルクの方が高い。世界的に有名なファーストフードのお店を覗いたが、こちらも値段が高かった。結局、その広場に面するところにあるイタリアレストランで昼食をすることにした。このお店の値段は他の店に比べるとそれほど高くない。そういえばお店の人は、最初はフランス語で話し掛けてきた。こちらがドイツ語を無意識に口にすると、お店の人はドイツ語を話す。街の案内などを見ていると、フランス語、ドイツ語、英語の3カ国語の表示が多く、街がそれだけ観光に力を入れているのが分かった。
昼食後、大公宮に向かったが、こちらはガイドツアーしか入れないと言うこと。時間が中途半端にあったので、先にボックの砲台と呼ばれる断崖絶壁にある要塞施設に向かうことにした。大公宮の横の道を歩いていくと、前に教会の小さな塔が見えた。サン・ミッシェル教会である。教会入り口の扉は開かれていて、礼拝堂に入ったが、中には人の姿はなく少しひっそりとしていた。ただ入り口の扉が開いていたので、教会は何人も受け入れてくれるといった感じがして、人が誰もいなかったにもかかわらず、寂しいといった印象は受けなかった。 この教会はルクセンブルク伯爵の砦の礼拝堂として、987年に建設されたもので、現存する建物としてはルクセンブルクで最も古い建造物である。その後、幾度も増改築がなされ、それゆえ教会はロマネスク、ゴシック、バロックの様式が採り入れられ、1688年現在の姿になった。礼拝堂の中に入ると昔の遺構があったりと歴史を感じることが出来る。この直ぐ近くには防衛施設(ボックの砲台)があるので、多くの人がここで祈りを捧げたのだろう。
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