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おでかけ ドイツ・ザールブリュッケン |
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旧ザールブリュッケン地区を歩いているといきなり大きな建物が目に飛び込んできた。この建物はバロック・レジデンツと呼ばれるルートヴィヒ教会でナッサウ・ザールブリュッケン侯爵ヴィルヘルム・ハインリヒとその息子ルートヴィヒのもと、フリードリヒ・ヨアヒム・シュテンゲルによって1762-75年、後期バロック様式で建設された。またこの教会建設後、この教会の左右にある建物はほぼ同じ高さに統一され、また色も全て灰白色となった。この教会広場の前にはそれらについて書かれた碑があり、そこにはゲーテもここを訪れたと記されてある。
ルートヴィヒ教会は拝観時間が決められており、それにあわせて教会へ向かったが訪れたときは鍵がかかっていた。しかし教会にあるプレートにも拝観時間が同じように書かれてあり、また工事をしている感じでもなかったので、そのまま教会前で待っていると、管理の人が「バスが混んでいた」と遅れてやってきて鍵を開けてくれた。 教会の中に入ってみると中は大きな箱だ。しかも珍しいことに、祭壇、説教壇、パイプオルガンが全て正面にある。一見すると教会内は非常にシンプルだが、パイプオルガンや天井の装飾などは細かく、また柱の装飾(全て女性が支えている)も美しく、繊細さと上品さを持った教会であると感じた。
ルートヴィヒ教会をあとにして、近くにあった教会を覗いてみた。この教会は聖ヤコブ教会で旧ザールブリュッケン地区初のカトリック教会として1885-87年建設されたが、第二次世界大戦の空襲で壊滅的な被害を受け戦後外観が復元されたとのこと。現在の教会内部は非常にシンプルな造りであった。
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