おでかけ ドイツ・ザールブリュッケン |
||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||
2日目は、ザールブリュッケンの郊外に行く用事があり、トラムを利用するため街の中心へ向かって歩いた。昨日見たザールクレーンは、僕が訪れた日のような川の流れが穏やかな日だとクレーンを使うのにも苦労しないと思われるが、天候が悪いと積み荷を引き上げるのも難しかっただろう。ところで昨日も通ったヴィルヘルム・ハインリヒ橋周辺は遊歩道となっているが、車も利用することが出来る場所がある。川沿いを車が走るのだが、そこは建物の地下に当たる場所であり、お店などの倉庫や駐車場としても利用されている。そしてその上に歩道があり、カフェなどのパラソルなどが並ぶ。万が一、川が増水しても遊歩道から対岸に船などを出せるかも知れない。その駐車場(倉庫)壁にはかつての増水の記録(1970年5月13日に9.07メートル)が記されてあったが、遊歩道まで水は達していないようだ。
トラムに乗るため、市庁舎の所まで来たが時間があったので、前回訪れたとき入ることが出来なかったヨハネ教会(プロテスタント、1894-98年建設)を覗いてみることにした。運良く、その時は教会の扉が開けられ中に入ることが出来たが、中は外観から想像していたものとは大きく違って非常にシンプルなものであった。また床が板だからか非常に蒸し暑い礼拝堂であった。
ヨハネ教会を覗いた後、暫くするとトラムがやってきた。街を走るトラムは三両編成であるが、そのうち一両目と三両目にそれぞれ二つドアがあり、真ん中の二両目にはドアがない。乗っている感じとしては、ミュンヘンのものとそう変わりはないが、普通の電車のような車輪を感じているような気が少しだけした。
そして用事を済ませた後、この日の夜は、前日同様、ザールブリュッケン宮殿の城壁に登って夜景を楽しんだ。ビールを飲んでいる人が多かった。
ところで前日から気になっていた料理があった。お店の前に出ていた看板に「カエル」とあったのだ。というわけでそのお店に入り、前菜としてそのカエル料理を注文した。出てきたのは写真のようなものだった(屋外だったのでフラッシュを使った)。カエル料理に関して、その味は鶏肉に似ているとよく人は言うが、口にしてみると、その通り鶏肉に似ている感じがした。肉の骨離れは非常に良い。しかしゴムとは言わないが弾力性があって、鶏肉と比べて噛むのに少し時間がかかった。お店の人に聞くと、これはフランス料理とのこと。ザールブリュッケンはフランスとの国境直ぐ近くにあるので、新鮮なフランスの食材が比較的簡単に手に入るのだろう。 そういえば街中でザールブリュッケンの観光名所案内にはドイツ語とフランス語表示があった。国境近くの街として、ここを訪れるフランス人も多いのだろう。街中にあるゴミ箱にフランス語表示はあったのだろうか。こういったところにも観光名所案内同様、国際化が求められる。
ところで今回、移動の一部でパリ行きのヨーロッパ特急を利用したが、説明がフランス語、ドイツ語、イタリア語、英語でなされているのを見ると、ヨーロッパという空間について改めて色々と感じさせられる。 というわけで今回の、2日間のザールブリュッケン滞在は終わったのだが、後日また訪れることになり、この後、話はまだ続きます。 |
|
|