12世紀頃のフランス・フォルバッハは人口僅か100人ほどの小さな村だったが、1871年にはこの周辺地域の中心となり、またザールブリュッケンと同じく交通の要として発展し、現在は人口23.000人を数える街となっている。ザールブリュッケンと同じく国境の街と言うことから、その歴史を紐解いてみると、この街はドイツ国内であったり、フランス国内であったりと、時代によって街の位置付け等が替わっているのが容易に想像出来る。
駅から少し離れた市街地を歩いてみて感じられるのは、通行する車の多さと歩道の狭さだ。また通りに面して建つ幾つも並んだ背の低い建物からは、統一した街並み感というのをあまり感じられなかったが、よく見てみると所々にフランス・バロックやルネサンス様式の建物があるのが分かる。
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