駅前は車やバスが走っていたが、歩行者専用道になっている旧市街地に入ると、それまで車などの音があったのが突然静かになり、友人と並んで歩く靴の音が響いていた。お店が休みになる日曜日の早朝。人影が非常に少ないのが、いかにもドイツらしい。暫く歩くと、レーゲンスブルクのシンボル的存在である大聖堂の塔が見えてきた。遊覧船の時間までまだ少しあったので、大聖堂を覗くことにした。礼拝堂はちょうど朝のミサが終わったところか、それとも午前10時からのミサが始まる前なのか、多くの人が椅子に座っており、観光客がゆっくり回れるような雰囲気ではなかったので、そのまま教会を後にし、ドナウ川まで向かった。
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