やまねこの物語

おでかけ ドイツ・ザールブリュッケン

旅の目的

時期

観光

2003年年末、04年新年

 

    イツ・ザールブリュッケン Saarbruecken。昨年2003年7月にも僕はこの街を訪れた(街の説明等に関しては前々回の「おでかけ・ザールブリュッケン」を参照。前回のおでかけ・ザールブリュッケン編(2003年8月中旬・下旬)はこちら)。

    記にも書いているが2003年11、12月は勉強で非常に忙しくミュンヘンを離れる時間もなかった。また2004年1、2月はそれ以上に忙しくなることを考えると旅をするにはクリスマスの時期から年が明けて直ぐまでの間が一番良いように思えたので、思い切って旅に出た。今回もまたザールブリュッケンを訪れた。目的は勉強の資料集めであったが、 言い換えれば観光と言うことでもある。また自分の好きなミュージカル「レ・ ミゼラブル」がザールランド州立歌劇場で最終公演を迎えるので是非それをもう一度観てみたいという気持ちがあった。

    がザールブリュッケンを訪れたときは、運良くクリスマスマルクトが開催されていた。場所は街中心、聖ヨハン広場とそこに向かって延びるバンホフ通り(歩行者天国)であったが、これと同時にザールブリュッケン宮殿周辺で開催される2日間だけの特別クリスマスマルクトをも訪れることが出来た。前者は所謂クリスマスマルクトでミュンヘンのマリエン広場やゼントリング門広場でのものに似ていた。後者は個人の作った作品が店頭に並べられているという点で、ミュンヘンのミュンヒナーフライハイトのマルクトに似ている感じがした。両方のマルクトとも食べ物のお店が多く、なかでもザールランド地域の郷土料理を作っているお店が多かった。クリスマスマルクトの規模は前者はそれほど大きくなく、正確には分からないが、おそらく40軒ほどのお店が並んでいただろう。しかし後者の方は2日間だけのお祭りといった感じで聖ヨハン広場のマルクトの3倍以上の規模があったように感じた。

歩行者天国
歩行者天国

歩行者天国
歩行者天国

    ヨハン広場のクリスマスマルクトは先にも書いたが、それほど規模が大きくない。店頭に並べられているものは、ミュンヘンのマルクトとそう変わりはないが、ここのマルクトのグリューヴァイン(香料入りのホットワイン)のカップは毎年デザインが変更されるらしい。2003年のカップにはザールランド州立歌劇場がデザインされていた。

聖ヨハン広場のクリスマスマルクト
聖ヨハン広場のクリスマスマルクト

聖ヨハン広場のクリスマスマルクト
聖ヨハン広場のクリスマスマルクト

ザールランドの郷土料理
ザールランドの郷土料理
味はお好み焼きに似ている。上にリンゴをすったものをかける。

ザールランドの郷土料理
ザールランドの郷土料理
 

マローニ屋
マローニ(焼き栗)屋
ザールブリュッケンにあるお店はそのほとんどが
写真のようなSL型であった。 

聖ニコラウス
お菓子を配る聖ニコラウス

    ールブリュッケン宮殿周辺のクリスマスマルクトは規模が大きく、色々なお店が出ていたが、同じグリューヴァインでもお店によって値段が大きく違った。カップは紙コップやプラスチックコップのお店が多かった。またカップ付きのお店もあり、客が好きなカップを選べるお店もあった。ところでザールブリュッケン宮殿は小高い丘の上にあるが、その足下には1400年代後半に建設された宮殿の付属教会がある。この教会は滅多に開けられないらしく、今まで何度か訪れたが一度も入ることが出来なかった。しかしクリスマスの時はコンサートが行われるというので、それが始まる前受付の人にお願いして、ほんの僅か(約1分)だけ礼拝堂に入れてもらい写真を撮ることが出来た。この礼拝堂内には、ナッサウ=ザールブリュッケン伯爵家の墓碑があり、その写真だけ何とか撮ることが出来た。

ザールブリュッケン宮殿周辺のクリスマスマルクト
ザールブリュッケン宮殿周辺のクリスマスマルクト

ザールブリュッケン宮殿周辺のクリスマスマルクト
ザールブリュッケン宮殿周辺のクリスマスマルクト

聖ニコラウス
お菓子を配る聖ニコラウス

色々なソーセージ
色々なソーセージ

宮殿の付属教会
宮殿の付属教会

ナッサウ=ザールブリュッケン伯爵家の墓碑
ナッサウ=ザールブリュッケン伯爵家の墓碑

    回の旅ではザールブリュッケンでクリスマスを体験しただけでなく、新年も迎えたが、大晦日に上げられる花火は予想以上のものがあった。法律により花火は基本的に大晦日と元旦にしか上げることが許されず、そのほとんどが大晦日の夜に集中する。ミュンヘンでも大晦日は非常に多くの花火が至る所で上げられるが、ザールブリュッケン(人口19万人)は街が大きくないためか、花火を上げるために人が集まる場所はザールランド州立歌劇場とザールブリュッケン宮殿とそれを結ぶアルテ・ブリュッケ(古い橋、旧橋)周辺と、その一箇所に密集しているようであった。橋近くで花火を観ていると、上げられる花火の数は本当に多い。皆新年を祝うため、この日を待ちわびていたように一斉に花火を上げる。その音と火薬の匂い、煙も独特の雰囲気があった。またシャンパンを飲んでいる人が多く、レストランが露店風に外でシャンパンを販売していた。花火は午前3時頃まで続いていた。 

    ころでザールブリュッケン滞在中に、ザールランド州立歌劇場所属の歌手、歌猫さん(歌猫さんのページはこちら)にお会いする機会があり、歌猫さんの同僚がお薦めという船上レストラン(イタリア料理)でご一緒に食事をさせてもらった。歌猫さん、どうもありがとうございます。これからも頑張ってください。

船上レストラン
船上レストラン

船上レストランの中
船上レストランの中
 

船上レストランの中
船上レストランの中

パン
船上レストランとは全く関係ないが、
クリスマスの時期よく見かけたパン

    の幾つかの建物がライトアップされているが、市庁舎とヨハネ教会は塔の箇所で別のライトアップがなされていた。夜の雰囲気は昼間と違っていて面白い。

市庁舎
市庁舎

市庁舎
市庁舎

ザールラント州立歌劇場
ザールラント州立歌劇場
 

ザールラント州立歌劇場
ザールラント州立歌劇場
裏から見ると第三帝国建築らしさが分かる

劇場アルテ・フォイヤーヴァッヘ
劇場アルテ・フォイヤーヴァッヘ

ヨハネ教会
ヨハネ教会

聖ヨハネ教会
聖ヨハネ教会

ルートヴィヒ教会
ルートヴィヒ教会(前回の写真)

 

 

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